クラウドソーシングを始めたての人へ。
・家にいながら稼げている主婦がいる。
・新卒でもいきなりフリーランスとして生活できている人がいる。
・未経験から始めて、しっかりと稼げている人がいる。
などの人を見かけて、いざクラウドライターを始めてみた。
でも、
・作業ばかりで自分に何も残らず不安。
・時給換算で低いまま。全然稼げない。仕事も取れない。
・搾取されている人が多いサービスを使い続けていいのか不安
という方へ。
みんな、クラウドソーシングというものの、本当の使い方を理解していないから、そのような不安を持つことになってる。
だから的外れな批判や、不安も起こる。
でも、しばらくは安心して続けていい。
クラウドソーシングを活用し、
・3か月で正社員と兼業ながらもwebライティングで月16万円を達成
・独立後、クラウドソーシング時代に得たスキルで月商100万越え
の僕が、その理由を2つ説明する。
理由1:「実績のない人のとっかかり」であって、さっさと卒業すればいい。
「いつまでも自分に残らない仕事をし続けていいのか」と不安になっている人へ。
まず、クラウドソーシングは何のために使うべきか。
最初に僕の結論を示しておくと、それは「実績のない人のとっかかり」だ。
つまり「実績ができたらさっさと卒業しろ」ともいえる。
スキルも実績もない人は最初どうしていいかわからない。
例えば、
「いつでもどこでも収入を得たい」と考えている、現状スキルも実績も無い人。
そんな人が、時間や場所にとらわれない「web系のフリーランス」で稼ぎたいと考えた。
どうなるか。
あたりまえだが、実績がないので仕事を得ることができない。
「スキルも実績もないけど、web系フリーランスで稼ぎたい」
そういった考えの人はどう営業したらいいのかもわからない場合が多い。
クラウドソーシングがあれば、初期の営業コストが激減する
そこで使えるのがランサーズやクラウドワークスを初めとした、クラウドソーシングだ。
とりあえずサービスに登録さえしてしまえば、沢山の仕事、需要に出会える。
そして、初心者だろうが誰だろうがこの仕事から選んで提案することができる。
だから、自分に実績ができるまではこのクラウドソーシングを最大限利用して、自分に実績を作ろう。
クラウドソーシングで仕事をし続けるにはコストが大きい
ただ、この沢山の仕事を取ってきているのは誰か。
わかってると思うけど、他でもないクラウドソーシングでのサービス提供者。
つまり他人。
他人が営業して仕事を取ってきている以上、発生するものがある。
それは
・営業してもらう手数料
・サービスを維持するためのコスト(人件費や、設備費など)など
である。
これはクラウドソーシングのサービスを提供する事業者として決して安くない。
だから、実績がたまり、営業コストをかけずとも、仕事を得られるようになったら、さっさとクラウドソーシングを辞めるのが賢い。
そう、あくまで「初期に仕事を取ってきてもらうサービス」と認識したら、実績や自信ができたら卒業しちゃっていい。
安心していい理由2:背景を考えられない、的外れな批判に耳を傾けなくていい
「搾取されている人が多い」(と言われている)サービスを使い続けていいのか、と考える人へ。
そもそもなぜ搾取されている人が多いと感じたか思い出してほしい。
それぞれ理由があると思うが、あまり気にしなくても大丈夫。
例えば、この画像を見てほしい。
引用元:クラウドワークス決算資料
https://crowdworks.co.jp/ir/news
この画像は、クラウドワークス上で月収20万円以上稼いでいるのが111人しかいないというもの。
これをみて、稼げているクラウドワーカー、特にライターなんてほとんどいないではないか、という批判が一時期殺到した。
ただ、これは大きな的外れだといえる。
ポイントは2つ。
1:コストが高い
1つめは上述の通り、自分で仕事が取れると卒業するから。
コストを払い続けてまで残り続ける理由があまりないから。
月収10万クラスで稼げるようになると、ブログやツイッターなどから声がかかる。
実生活でも自分がwebライターで結構稼げていることを伝えていると、周りの人から仕事を頼まれる。(実は、ライターは仕事の需要がとっても多い)
実績があるので自信をもって営業することだってできる。
直接お客さんと自分で契約することになる。
当然単価は高い。
そして、内容も楽しい。
向こうから話を持ってきてくれるので、ライター側の裁量も大きいから。
つまり、単価が高くて楽しい仕事が他所にある。
わざわざクラウドソーシングを優先する理由がなくなる。
2:稼ぐライターは複数サービスを使う。
2つめは「1つのクラウドソーシング内で20万円を超えても稼ぐ」という条件は現実的でないから。
仮に「クラウドソーシングだけ」で収入を得るとしても、例えば「クラウドワークス1つだけ」で働き続ける人はほぼいない。
単純に沢山稼ぐにはたくさんの案件に出会う必要がある。
ただ、クラウドワークスだけでは出会える案件には限りがある。
なので、1つのクラウドソーシング内で「20万円を超えるまで稼ぎ続ける人」がほぼいないのは当たり前と言える。
じゃあなんでクラウドワークスが反論しないのか。
この2つのポイントに対して、クラウドソーシングのサービサー側は当然ながら大きく反論はできない。
反論=自身の首を絞める
ことになるからだ。
ここで重要な視点はそもそもこの資料は誰のもの?という観点。
批判している人、ここ考えた?
この資料はIR資料。つまり、株主向けのもの。
どういうことか。
先ほどの2つのポイントを思い出してほしい。
1つ目のポイントは「稼げるようになったら、クラウドソーシングを卒業している」ということだった。
でも、クラウドソーシング側から、そんなこといえるわけない。
わざわざ、自分のサービスを踏み台にして巣立たせているなんて、IR資料で株主相手に言えるわけない。
2つ目のポイントは「1つのクラウドソーシング内だけで20万円を超えて稼ぐ人はいない」という話だった。
でもクラウドソーシング側から、そんなこといえるわけない。
「自社の案件だけでは不十分だ」と株主に説明することになるからだ。
まとめ
自分に残らない仕事をいつまでもしてていいの?と考えている人へ
いつまでもはしなくていい。
稼げるようになったら卒業すればいい。
困ったら戻ってくればいい。
搾取されているサービスを使い続けていいのか不安な人へ。
搾取されていると感じた理由が、他人の主張や資料なら無視していい。
大概、気にするほどの意見はない。
まずは最低限の生活費位を稼げるまでは、安心してクラウドソーシングを使い、
ある程度実績や自信ができたらさっさと卒業しよう。
P.S.クラウドソーシング事業者へのお願い
最後に、ランサーズ、クラウドワークスをはじめとしたクラウドソーシング事業者へお願いがある。
個人的にはとっても感謝している。
できればここで仕事を続けたいとも思う。
でも、上でも書いた通り、ある程度稼げるようになった後に、このプラットフォームに居続ける理由が今はない。
何か、「ある程度稼げている人」向けに「続けようと思う」根本的な取り組みを増やしてほしい。
もしかしたら上位の上位。月収20万円を突破しているような人には何かサービスをしているのかもしれない。
表彰などしていることもわかってる。
でも、むしろフォローすべきは月10万円前後。
実感値だけれども、クラウドソーシングを卒業するボリュームゾーンは月10万前後。
このあたりの人たちが「もう潮時。自分でやっていこう」と考えるのではなく、「踏み台」とならないためにも居続ける理由が欲しい。
以上です。